2016.6.2 木曜日

「手軽さ・安さ」の選択の先に“食原病”! ファストフードの恐ろしい真実


Share on Facebook20Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page

image1
ちょっとお腹が空いたとき、時間がないときに、手軽にパクっと(しかも比較的安く)食べられるのがハンバーガーやドーナッツなどのファストフードです。たくさんの系列店があり、毎月のように新メニューが出るので、ついつい魅かれてしまうという人もいるかもしれません。しかし、なぜあんなに安価なのか、手軽なのか、どんなものでつくられているのか、考えたことはありますか?カロリー過多であることはもちろん、原材料も良質とはいえない油、精製糖質や精製塩、添加物のオンパレード。まさに“食原病の元凶”ともいえるでしょう。

肥満を作り出すファストフード

ハンバーガーを注文すると「ご一緒にポテトはいかがですか?」と勧められる光景は、ファストフード店の代名詞。最近ではフライドポテトと飲み物があらかじめセットになっていて、それをオーダーする人も多いですね。短時間でお腹いっぱいになるこの組み合わせ、簡単にお腹を満たすことができますが、かなりの高カロリー。さらには高脂肪、高塩分で、体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素はほとんど含まれておらず、まさに「ジャンクフード」なのです。

image2
2003年、WHO(世界保健機関)では、肥満のリスク増加と関連付け、糖尿病や心血管疾患、がんの要因になるとも報告しています。そしてその傾向は若年化し、子どもの肥満も増えています。そして、その多くがファストフードを常食としていると言われています。

例えば、ハンバーガーとポテトMサイズだけでも714キロカロリー(マクドナルドの場合)、糖分が含まれるドリンクも含めると800キロカロリー以上になる場合も。なのに、ビタミンやミネラル、繊維質、フィトケミカル等はほとんど含まれません。一方、脂質は33.8gも含まれています。この油がまた曲者なのです。

トランス脂肪酸や添加物、過酸化脂質等の恐れも

image3

ファストフードのメニューの多くは油を使ったものが多く見られます。この油にショートニングを使っている店がほとんど。ショートニングは大豆油やコーン油などの植物油に「水素添加」という加工を施して作られます。しかし、その加工の工程で、いま悪玉脂肪として問題となっている「トランス脂肪酸」ができてしまうのです。動脈硬化を起こしやすくなるほか、心臓疾患のリスクが高くなることが分かってきました。最近、欧米ではトランス脂肪酸に対して規制や禁止を行うところが増えてきましたが、日本では十分な対策が摂られていません。
※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また油は火をいれて使うごとに酸化していきます。外食で揚げ物を食べたとき、なんか胃がもたれる、下痢をしたということはありませんか?店舗では毎日大量の食品を大量に揚げています。1回揚げるごとに油を取り換えていては費用もかかりすぎるので、同じ油を何回も使いまわすことになります。そのため、油が酸化しすぎて「過酸化脂質」という有害な物質ができてしまうのです。過酸化脂質は細胞を傷つけ、がんや老化・動脈硬化などを引き起こすフリーラジカルの代表格。傷ついているのは、胃腸だけではないのです。

そして、さらに怖いのが、この酸化を防ぐために、発がん性の疑いがある食品添加物のBHAなどの酸化防止剤が使われていること。これもまた別の記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。

もともとファストフードの油は、化学薬品を用いて精製した安価なパーム油やキャノーラ油など。油としての品質はもちろん、栄養的にも魅力の少ない油。それをトランス脂肪酸、過酸化脂質、添加物などの複合的なリスクまみれにして使用しているのですから、そうして調理されたものは避けるべきというのも当然と言えるでしょう。

山ほどのリスクがあるのに食べたくなるワケ

問題なのは油だけではありません。少し前にマクドナルドのナゲットに腐敗した肉が混入していたことは記憶にまだ新しいでしょう。もちろん偽装は言語道断ですが、低価格を追求すればするほど、原材料の質の低下はもちろん、安全面でも担保されにくくなるのは当然のこと。さらに不思議なのは、腐敗した肉が入っていたにも関わらず、消費者は気づかずに食べていたこと。どれだけの添加物や調味料等が入り、原材料の味や風味を消しているのかが想像できるというものでしょう。

たとえば、某大手ファストフードのフライドポテトの製造工程が紹介されていましたが、じゃがいも、調理油と塩以外の原材料が14種も。それも変色を避けるために漂白され、「酸性ピロリン酸ナトリウム」など酸化防止剤に漬け込まれ、冷凍前に水分を飛ばしてから揚げるなど、多数の工程を経て製造されています。そのため、栄養は抜けてスカスカ、味付けは塩(それも精製塩)以外の添加物もいろいろ。原材料を見る限り、遺伝子組み換え原料も大量に使われていそうです。

ポテト以外のメニューにも、「食べてはいけない食品」として紹介している、アスパルテーム、安息香酸ナトリウム、亜硝酸塩、ブドウ糖果糖液糖等、添加物が多く含まれていることも忘れてはなりません。さらに、精製小麦粉や精製塩など精製食品も多量に原料となっています。どこをとっても、ファストフードには問題が山積みなのです。

それにも関わらず、「なぜか食べたくなる」という人も多いのが実状。アメリカではさまざまな研究機関で、ジャンクフードに中毒性があるという研究結果を発表しています。ある研究では2週間ほど、実験用ネズミに糖分、脂肪分、塩分が多いチーズケーキとベーコンとソーセージを食べたいだけ与えたところ、ネズミはすぐに太り、さらに食べ続けるという中毒症状が見られたとのこと。また別のネズミは足に電気ショックをあたえてもなお、脂肪の多い食べ物を食べ続けていました(普通のネズミは食べなくなるそうです)。脂肪も糖質も、依存性が高いわけですから、当然と言えば当然でしょう。ただし、それだけとは思えないのが不気味と言えば不気味です。

自分の体は自分でしか守れません。便利だからといってファストフードメニューを日常的に食べるのは大きなリスクを追い込むことになります。できるだけ避けるのが賢明です。

参考資料

日本マクドナルド 栄養バランスチェック
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/check.php

『食べて悪い油 食べてもよい油』(渡辺雄二 著/静山社文庫)

ジャンクフード、中毒性がある?
http://news.livedoor.com/article/detail/8386360/

Share on Facebook20Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page