2017.9.18 月曜日

マイスターライフ。 認知症が少しでも減って、快適なシニアライフを多くの人に迎えて欲しい。 畑もサプリ開発もこなす、多彩なアクティブ・ライフ。滝田実千代さん【その2】


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認知症対策のもうひとつの側面として、日本の食と里山の暮らしは人を癒すという考え方を持つ滝田さん。今回は畑を借りて野菜作り、山菜採り、キノコ狩りなどもリトリートプログラムとして提案している彼女の活動の一面をご紹介します。

伊那谷の山でキノコ採りをする滝田さん

伊那谷の山でキノコ採りをする滝田さん

サプリメントの開発の一方、畑や山菜、キノコ採りなど一方では真逆のような活動もされている滝田さん。幅広さに驚きますがその理由を教えていただけますか?

病気を治す手段で悩むより、病気にならない生き方を伝えたい。老化の度合いに意識を向け、病気になる前に、自分の体の問題点に気づくことと、どう予防し、改善していくか、自分で自分の健康を作ることが一番大事なことだと気が付き始めたんです。
前回インタビューしていただいた時にもお答えしたように、認知症を防ぐ知識はとても大事なことですが、ストレスや生きている本能的なものを失いがちな都会生活者の方には特に新鮮で安全な食や農業に直接接する機会があまりにも少ない。
毎日の暮らしの中にこのような機会を積極的に増やしていくことが必要ではと思うようになってきたのです。

伊那谷から発信できること。人間らしい暮らしのススメ

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私のいる南信州伊那谷は、中央アルプスと南アルプスに挟まれ、四季折々の自然を堪能できる場所にあります。春には、フキノトウ、タラの芽、コシアブラ、ワラビ、コゴミ、ウド、行者ニンニク、ウコギ、ノビル、トトキ、ミズブキ等の山菜が採れます。
秋はキノコ。地元の大先輩がキノコ狩りが趣味だったこともあり、よく連れて行ってもらいました。
キノコには、その山にある木の樹種などによっても、発生するキノコの種類が変わってきます。食用のものから、毒のあるものまで、たくさんの種類があり、品種改良されていない天然物ですので、野性味のある味わいが特徴です。キノコは、形や色も神秘的で、キノコ狩りはヤミツキになります。

伊那谷のキノコ。自然から湧き出でるパワーに癒されると同時に秋の旬の糧が得られます。

伊那谷のキノコ。自然から湧き出でるパワーに癒されると同時に秋の旬の糧が得られます。

伊那谷での暮らしは、小川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々の香り、樹木や土の感触などを五感で感じることで、ストレスフルな現状から、人間本来の状態に戻れます。
土や山からもらえるパワーはすごい。リラックスして、免疫力が高まります。

太陽を浴びながら身体を動かし、土に触れていると体も心も元気になる。無意識の予防医療だってあるのだということを伝えたい。

『DETOX FARМ』でトマトを収穫する滝田さん。

『DETOX FARМ』でトマトを収穫する滝田さん。

私は、アンチエイジングフードマイスター資格のための農業実習を受けるまでは、畑を作ったこともなく、むしろ農家ではないのに、そんなことしてもいいの?と思ってました。
でもやはり自分の畑を持ちたいと、無謀にも100坪の畑を借りて、『DETOX FARМ』を作りました。まずは実際にやってみることが大切だと思ったものの、最初は、失敗もたくさんありました。失敗しながら、今年で3年目。いろいろな野菜やハーブが出来るようになりました。
畑作りは、大変ですが、たくさんの発見や喜びがあり感動があります。太陽を浴びながら、身体を動かし、土に触れていると体も心も元気になって、それが、生きがいになってきます。
この野菜で何を作ろう?どうやって食べたらおいしいかな?と考えるのも楽しみの一つ。何よりも自分がこだわって作ったものだから安心です。
自然の恵みに感謝して、愛情を注いで育てたものを、知識を思い出しながら料理してみる。
私自身が農のある暮らしをしながら体感できたのは、これこそ、無意識の予防医療だったのでは?ということでした。

知識だけでも、環境だけでもダメ。五感の全てを使って食に向き合うことができるのは里山だからこそ。

私はリーダーマイスターの試験の際、認知症を腸からアプローチすることはできないだろうか?腸の腸管免疫を改善することで、認知症の予防や改善につながるのではないか?と考え、「認知症と腸内環境」をテーマに、認知症患者、介護家族の協力を得て、食生活の実態と、腸内フローラ検査と遅延型アレルギー検査を実施させていただきました。

結果をみると、加工品、インスタント食品、カット野菜などが中心になっていて、かなり偏った食生活になっていること。食習慣が腸内フローラに大きく影響し、腸内フローラの影響は、腸だけではなく全身のコンディションに深く関わっていることがわかりました。腸内環境が良好になるものを選ばなければ病気の進行や症状の緩和は望めません。

そこで気が付いたのはリトリートプログラムが単純な癒しだけでなく、自然の恵みから得られる食を通じて認知症予防や栄養改善のきっかけになるのでは?ということでした。
里山で過ごすことは本当に様々な刺激の連続です。脳や身体への複雑な刺激、運動、五感の全部を使って食べるものに向き合えます。

本来、食を得ることはもっと愉しく、わくわくするもののはず。でも毎日の夕飯が深夜のコンビニでは何か大事な回路が寸断してしまうのではないか。知識だけあっても健康で幸せそうに見えないのにはそこに理由があるように思えてならないのです。

目下、私自身も勉強中。認知症が少しでも減って、快適なシニアライフを多くの人が迎えられるよう、今後も努めていきたいと思っています。

滝田実千代
日本デトックス株式会社
https://detox-japan.jp/

社)日本アンチエイジングフード協会 リーダーマイスター

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