2019.7.1 月曜日
妊活・離乳食・アレルギー・子育てママ・家族を生活習慣病から守りたい方へ・・・ 「ゆる無添加のすすめと加工品選びの基礎知識」その3
急増した加工食品と食品添加物
最近の食品は、「血糖値が上がらない」、「血圧低下に効く」といった対処療法の食品が多く出回るようになりました。根本的な解決にはなりませんが、そういった食品を目にすることで食選びに何かしらの配慮をすることが習慣化されてくるかもしれません。
前の号で戦後の食糧難、衛生問題にも触れましたが時代が高度成長期になるととたんに暮らしや食生活にも大きな変化が表れてきます。
大都市圏での一人暮らしや核家族化が進み、加工食品や外食、惣菜などのニーズがとても高まったのです。
長期保存できて価格も手ごろ、すぐに袋からだしたら食べれる、どこでも食べれるなど美味しさと便利さのために急激に添加物も増えて行きます。
1970年代以降、自宅で作る食事の割合が減ってきました。
このことは一人当たりの食品添加物の摂取量が増えることと同時に精製された食品の摂取の増大、孤食時間の増大などが想定されます。
参考書籍「添加物と超加工食品」の中で白澤卓二医師は、「加工された食品にはリスクがともないます。そしてそのリスクは加工度が高まれば高まるほど高くなります。高度に加工された食品を食べる量が増えるほど、脳や身体への悪影響が心配されます。」と述べています。
加工食品には添加物がはいっています
加工食品とは農産物、畜産物、水産物などの原料を加工調理して製造した食品の総称です。
常温で長持ちさせるため、食感や味を良くするため様々な食品添加物が使用されています。
食品添加物の種類
指定添加物
食品衛生法10条に基づいて厚生労働大臣が許可し。食品安全委員会が健康を損なうおそれがないと認めたもの(使用基準あり)
既存添加物
すでに使用されていて長い食経験があるもので例外的に指定を受けることなく使用がみとめられているもの。
天然香料
リンゴや緑茶バニラなど動植物から得られ、食品に香りを漬ける目的で使用されるもの。
一般飲食物添加物
一般的な食品としてすでにあるが、添加物として使用されているもの。寒天やアルコール、果汁、セルロースなど。
日本の食品添加物は種類の多さを指摘されるほか、欧米では危険があると採用されない添加物も採用されています。
一方で食品添加物が現代の食生活に欠かせないものであることは間違いありません。
危惧すべきは食品添加物の知識を知らないまま、表示等を確認することもなしに、
安くて美味しいだけが食選びの基準になってしまうことです。
自分や家族の食生活を超加工食品だけにしない食習慣をつくりたいものです。
※超加工食品とは
長期保存できるよう複数の食品添加物を加えて高度に精製、加工した食品の総称です。
参考書籍
「Dr.白澤のゆる無添加のすすめ 添加物と超加工食品」主婦の友社
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