2016.12.12 月曜日

疲れた時の栄養ドリンク漬けを卒業しよう。 「安息酸塩」は体内では「発がん性物質」にも。


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「疲れたー!」「体がだるいな…」というとき、気軽に手に取る「清涼飲料水」や「栄養ドリンク」。しかし、その中に強い毒性を持つ添加物が含まれている可能性があることをご存知ですか?その名も「安息香酸」。食品の腐敗を防ぐための防腐剤として使われ、細菌やカビといった微生物の繁殖を抑える力があります。梅の果実や笹の葉等にも含まれていると聞けば、「安全?」と思われますが、思わぬ落とし穴がいろいろとあるんです。

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強い殺菌性

安息香酸、安息香酸Na(安息香酸に水溶性ナトリウムを加えたもの)は食品や飲料の保存性を高めるために主に使われています。キャビアやマーガリン等にも使われていますが、
水によく溶ける性質を活かして、清涼飲料水や栄養ドリンクで使われることが多いようです。

清涼飲料水や栄養ドリンクには様々な栄養成分が入っており、密封した容器に入れてあるとはいえ、流通過程においては常温で運ばれる場合も多く、腐敗の危険性があります。そこで、防腐剤として安息香酸を加えることで、細菌やカビなど微生物の繁殖をおさえ、腐敗を防ぎ、長期保存を可能にしようとしているわけです。

でも、ここで一つ疑問が……。微生物を寄せ付けないくらい殺菌作用のあるものが飲み物に入っているということ。それって体には影響はないのでしょうか?

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ラットを使った実験では、5%の安息香酸ナトリウムを含有する餌を3週間与えたところ、5週間以内に著しい体重減少を伴って死亡したという報告もあります。また、安息香酸と安息香酸ナトリウムを含む餌を与えて、犬を250日間飼育したところ、運動失調やてんかん様けいれんを起して死亡する例があったといいます。この場合、投与量が体重当たり1g/kgという量だったこともあり、清涼飲料水に添加される安息香酸Naは500ml当り0.06mgと微量であることを考えると、心配し過ぎに思われるかもしれません。

しかし、果たして毎日のように摂取し続ければどうなるか、体に影響は出ないのか疑問です。安息香酸が含まれる清涼飲料水はあまりにも手軽に手に取ることができ、安価で大量摂取も可能です。他にも、安価な醤油や酢、ジャムなどにも含まれるため、気づかぬうちにたくさん摂取している可能性もあります。意識して避ける方が賢明と言えるでしょう。

ビタミンCとで発がん性物質、合成着色料とで多動症やアレルギー

安息香酸のリスクは、それだけではありません。2006年3月、イギリスで安息香酸を巡ったこんな騒動がありました。清涼飲料水に入っていた安息香酸と酸化防止剤のアスコルビン酸(ビタミンC)が、化学反応を起こしてベンゼンを生成してしまったのです。

ベンゼンは発がん性物質の一つです。白血病を起こす原因とも考えられています。この年、厚生労働省でも国内に流通する清涼飲料水のうち安息香酸とアスコルビン酸が添加されているものについて調査を行いました。結果、31品目のうち1品目に、WHOの基準値や日本の水道水の基準より高いベンゼンが検出されたのです。もちろん対象の商品はすぐに自主回収となりましたが、ビタミンCは多くの食品・加工品に含まれていると考えると、たとえ販売されているのは別々でも、同時に摂取することによって体内で反応してベンゼンを生成してしまう可能性は否めません。たとえば、栄養ドリンクとビタミンC入りのペットボトルの緑茶、清涼飲料水と果物でも、その可能性があるのです。

さらに、ベンゼンは体の中で分解されにくく、排出されにくいという性質を持っています。つまり、体内で蓄積していく可能性があるわけです。安息香酸や安息香酸ナトリウムは許容量であれば大丈夫…、等と言われていますが、こんな隠れたリスクもあるということを覚えておきましょう。

また、イギリスのサザンプトン大学の研究チームが医学専門誌「ランセット」で発表した研究では、「安息香酸ナトリウムなどの合成添加物が子どもの多動症を悪化させる」という結果が報告されています。

研究では、153名の3歳児と144名の8、9歳児を、それぞれ2つのグループに分け、一方のグループには、安息香酸ナトリウムと2種類の着色料を添加したジュースを、もう一方には無添加のジュースを飲ませました。その結果、添加物入りのジュースを飲んだ子どもは、無添加のジュースを飲んだ子どもよりも、多動症の程度を示すスコアが高かったのです。

また、安息香酸はアレルギーを誘発させる疑いが持たれており、さらにエビデンスはまだ得られていないものの、黄色4号との摂取によって、ぜんそくやじんましん等の症状が悪化するという現場での実感が報告されています。

こうなると、もう量の問題ではないかもしれませんね。もともと梅の実や笹の葉に含まれるとはいえ、そもそも当時の摂取量とは比較にならないほど大量に摂取しており、さらに他の化学物質との同時摂取も頻度として高まっている今、安息香酸は「できるだけ避ける」べき物質と言えるでしょう。

参考

「栄養ドリンク」「トクホ」に潜む重大問題
http://toyokeizai.net/articles/-/48586

日本医薬品添加剤協会 安息香酸ナトリウム
http://www.jpec.gr.jp/detail=normal&date=safetydata/a/daa30.html

ベンゼンのリスク
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/07/h0728-4.html

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