2017.4.17 月曜日

「医食農」体験シリーズ 竈(かまど)を作る。 <食と暮らしを作る>から学ぶこと。


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竈(かまど)を作る、この時代にどうして?と思われる方も多いかもしれません。
社)日本アンチエイジングフード協会では、予防医療の学びやヒントは知識だけでなく、いわゆる暮らしの中にこそあると考えています。
作物と土からの実際を体験できる農業実習や循環型農的暮らし・パーマカルチャーを知ることもその一環です。2017年4月16日に、日本のパーマカルチャーの専門家・四井真治さんに、日本の竈(かまど)作りを山梨県・笛吹市のカルタファームにて学びました。

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竈(かまど)を作ればわかる、日本人の食と暮らしの知恵

かまどというと随分むかしのことと思われる方もいるかもしれませんが、実はつい70年くらい前、ガス台が登場する前までは街中でも日常的に使われていた日本の調理道具の中心的存在。家族の食と命をつなぐ家の中心で会ったのです。
竈(かまど)の神様を祭るという習慣もあったくらいですから、食への感謝も深かったに違いありません。

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実習当日は、桜と桃の花が咲き乱れる快晴の4月の日曜日、まずは講師の四井さんより作業の説明とともに今日の内容のお話しです。「いわゆる日本人の暮らしの中には人間の知恵が磨かれ、体力も備わり、生きる工夫がたくさんありましたよね、竈(かまど)はその中心的なもの。今日はぜひその体験をこの実習の中で感じ取ってくださいね」。

さあ、竈(かまど)を作る

いよいよ、竈(かまど)作りの開始です。とはいってもいろいろ事前の準備が必要でした。2週間前くらいからカルタさんスタッフの方の手により日干しレンガを作ってくださっていたので大助かりです。土やわらを混ぜ型にいれて抜くというシンプルな方法ですが、これが重い、その数なんと150個。もちろん売っている煉瓦でも代用はできますが、組み立て後、日干し煉瓦でなければできない微妙な調整や切だしがあるのです。

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こちらが日干しレンガ。竈(かまど)を組み立てる材料です。土台は既に作っていただいてあるので今日の実習は、

  1. 目地土や仕上げ土となる、土を作る。
  2. 日干し煉瓦を組み立てる。
  3. 仕上げに土でカバーする。

という作業になりました。

目地土を作る、練り上げる。

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まずは目地土を作り上げるところから。
バケツ20杯分の土をふるいにかけます。本当は粘土質の土が良いとのこと。カルタさんの土は野菜用に水はけも良いので、ここに消石灰や砂を混ぜて固まりやすくします。

これらの作業は大きなビニールシートの上で行います。大人4人以上でビニールシートを移動させながら全体が良く混ざるように何回もあっちこっちにひっぱります。良く混ざったら水を混ぜます。

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「何リットルくらい入れたらいいの?」「う~ん、こればかりは感覚ですね。」「。。。。!?」
そうでした。土の成分は土地土地によって違います。
まさに粉もんレシピのあの耳たぶくらいになるまで混ぜる、の感覚なのです。
で何回もまぜ混ぜし、踏み踏みしながらようやく粘土質らしき、マナティのような形の目地土が出来上がりました。

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さあ、日干しレンガをくみ上げよう。

まずは火の焚口に木製の型枠を置きます。その周りに日干しレンガを。組み上げていきますが、日干しレンガとレンガの間にこの目地土を接着剤替わりにして組み上げていきます。
四井さんいわく、「日干しレンガは四角四面の形でないほうが実はいいんです。多少の凸凹があったほうが接着面が広くより頑丈になるからね。あとで切りだして形の調整もできますよ。」
形の不揃いなこのレンガ、うまく組み立てられるかな?少し不安はありましたが、四井さんのその言葉で安心して参加者は組み上げ作業に集中できました。

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釜を載せる焚口と燃焼室をきっちりつくる、こうした見えない作業をしっかりしておくことで丈夫な竈(かまど)が出来上がります。

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お腹すいた!作業のあとのごはんは美味しい!

さあ、ランチの時間、すでにお腹はペコペコです。天気の良い日に外で仲間たちと食べる食事は本当に美味しいもの。初めて会った人とも気さくにもう打ち解けてています。

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マイスター仲間の古屋千鶴さんが届けてくれたオーガニック弁当に、カルタさんの採り立て野菜が添えられます。塩とオリーブオイルと酢だけで十二分に美味しい!!

さあ、竈(かまど)を仕上げるぞ!

ランチの後少しの昼寝をしていよいよ午後は仕上げ作業に取り掛かります。
煙突、燃焼室、釜輪の位置などを確認しながら、空気を抜きながら仕上げの作業、ここで焚口の木枠は抜いてしまいます。
実は昼休みの間でも土は乾燥し始めると水分をぬけて縮んでしまうもの、そうなると抜けなくなってしまうので、早めに木枠は抜いてしまうのです。

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焚口がみえて、煙突もつくと随分竈(かまど)らしくなってきました。ここから気分はプロの左官屋さんです。

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参加者全員が交代しながら丁寧に竈(かまど)の周りを仕上げていきます。途中、目地土が足りなくなってしまい。さらに目地土をこねてつくる作業をもう1回行いました。みなでペタペタと丁寧に。仕上げ作業に皆も注目です。そして、ついに、、、。
完成です!竈(かまど)ができました。

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泥だらけでも何かかわいい、みんなで作った竈(かまど)です。

最後に皆で今日生まれた竈(かまど)を囲み記念撮影。

貴重な日曜日集まってくださった皆さん、ありがとうございました。
最後に四井さんは、「こうして生きるために、食べるために道具を作るだけでも多くの時間や材料、知恵もいるし仲間も要ります。そして何より体力も使いました。疲れもした。現代はわざわざお金を払い、痩せたいとか健康になりたいとかの目的でスポーツクラブに通います、果たしてそれが人間らしい暮らしなのだろうか。」とお話しくださいました。
白澤卓二理事長も四井さんのお話しを受け、
「進み過ぎた現代の生活の中で、私達は全てを昔のように戻すことはできないが、本当の暮らしを体験し学ぶだけでも、知恵を使い、体力を備え、食の工夫ができる。これからの協会の進むべき姿も理論だけでなく、こうした体験の中にあります。自分の中に医・食・農が繋がっていることが大事ですね」とまとめがありました。

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社)日本アンチエイジングフード協会では今後も「医食農」連携の様々な農業実習や体験のイベントを企画開催していきます。予防医療の体系化した基礎の学びもしっかり学ぶことができます。入会後はこうした活動にもご参加ができます。医療従事者の方、一般の方もぜひ今後の活動もご注目ください。

本日の竈(かまど)作り、詳細は四井さんの書籍でも販売されています。シリーズ化されていますので作ってみたい方ぜひご覧ください。
農文協 地球暮らしの知恵シリーズ
火をあつかう知恵 (アマゾンサイトへ)
https://goo.gl/N9l3Qi

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