原因の特定できない病が増えている時代に。
「食原病」と「環境病」から自分を守り、健康をつくり、未来へ繋ぐ人を育てるために。

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今、あなたの家族にがん、認知症、糖尿病などの病にかかっている人はいませんか?

あるいは病気と判断されなくても、なんとく体調が悪い状態が続いている。憂鬱な気分が続くなど「病気ではないけれど病の一歩前」いわゆる未病、といわれる症状の人が多くなっているのが現代です。

体調の悪い原因のひとつが、今までの食事であったかもしれないと思ったことはないでしょうか?
現代において、病の多くが摂取している食べものが原因の「食原病」とも言われています。
また一方で食べものが作られる過程の中で、様々な化学物質が混入することが原因の「環境病」という新たな概念も生まれました。
環境ホルモンという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
食物だけでなく、水や空気などから化学物質が体内にはいり、中長期にわたり少しずつ摂取することでホルモンをかく乱し胎内汚染や生殖活動についても様々な影響が出るなどの報告があるのです。

たべものが健康をつくる。けれど食べものの栄養だけを学んでも健康にはなれません。

食と栄養や、それを取り巻く環境について、こんな重要なことであるにも関わらず、日本ではその事について学ぶ機会はほぼありません。もっといえば健康が社会や経済や環境などと関連しあっていることを報道されたりすることもないのです。
残念ながら現代において、昔の栄養の情報だけでは健康を阻害する要因のほうが多様で加速度がついているとすら思えます。

自分や家族の健康を守り、作る知識や情報を持っていただくために。

私達、日本アンチエイジングフード協会では、一般の多くの方に最新の栄養学や食と環境の実態を学ぶ機会をご提供すべきと考えました。
また、一時の健康食品ブームやスーパーフードブーム、極度に偏る食事療法についても惑わされないような選択ができる知識も必要だと考えています。
それらをまとめたものが、アンチエイジングフードマイスター(AAFM)資格取得講座です。

マクガバンレポートの「食原病」から、時代はさらに複雑化した「環境病」へ
~新型複合汚染 ケミカルスープ時代へ~

アメリカで今から40年以上も前の1977年に当時の委員長ジョージ・マクガバン上院議員から「マクガバン・レポート」が発表されました。
「我々の慢性病は肉食中心の誤った食生活がもたらした<食原病>であり、薬では治らない」
「我々はこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」とう衝撃の内容です。
この時代から果たしてアメリカでも日本でもどれくらい「食原病」は減ったのでしょうか?

今、時代は「食原病」から「環境病」にまで広がりをみせています。2015年、オックスフォードジャーナルに発表された内容は要約するとこのようなものでした。
「ヒトに発がん性はないとした85種のうち50種の化合物は低濃度暴露することにより発がんに関与する可能性を示した。」「ひとつの化学物質で単独の安全性を試験するだけでは時代遅れであり毎日、化学薬品の混合物(ケミカルスープ)の海に漂っているものだ。」
「単独の安全性を並列に加算することは総合的な安全性の保障につながらない。」
食や環境の事実を受け止め、無駄に悲観せず健康で幸せにいきるためにどうするかを考えていくのも私達の使命だと考えています。

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社)日本アンチエイジングフード協会の活動

私達、社)日本アンチエイジングフード協会では、学びの機会だけでなく環境についても実際に触れる機会もつべきと考えます。
そのため、アドバンス資格を取得希望の方については土や農業への関心を持っていただきたいと農業実習を課しています。また全国への研修旅行なども実施、会員との親睦を深め自然と食と健康について体感する機会を持っています。
またより専門的で最新の講義のために大学関係者によるレベルの高いゼミナールを定期的に開催しています。こちらはマイスターだけでなくテーマに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。

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情報と知識を伝えるためにできること。全国に「食と予防医療」の講座を。

社)日本アンチエイジングフード協会では、知識及び人格的にも優れた多くのアンチエイジングフードマイスターを排出し、日本の健康のために今後も活動を推進してまいります。
そのためにはより多くの企業・都道府県・市町村など行政・企業単位との活動も欠かすことはできません。社)日本アンチエイジングフード協会は今後もアンチエイジングフードマイスターによる「食と予防医療」講座の開催を行い、マイスター教育や、「食と予防医療」のシリーズ講座の講師派遣を行ってまいります。

このような方達向けに「食と予防医療」の講座を開催できます。

  • 子どもを持ちたい若い方たちのために
  • 独り暮らしで認知症が不安な方に
  • がんを予防する食生活を実践したい方に
  • 加工食品からの脱却 手間をかける食を実践したい方に
  • 子どもを持つ親御さんに 新型栄養失調の真実

など対象やテーマは様々にご用意できます。ぜひご相談ください。

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あらためて、「食原病」と「環境病」から自分と家族の健康を守るために。

話は少し前に戻りますが、マクガバンレポートでマクガバン氏は「食原病」に反して模範となる食事に、江戸時代元禄以前(玄米を主食ししていたころ)の「和食」を取り上げました。
ビタミン・ミネラルが豊富で化学物質汚染のほとんどない食事。
そして燃料も化学肥料も遺伝子組換えもない時代ですから基本は地産地消です。
いわゆる粗末にも思える昔のこの食事には確かに、「食原病」や「環境病」の要素は感じられません。
それどころか、失いかけている文化や儀礼、伝えられている習わしなど今の科学的な栄養知識とはかけ離れた暮らしがセットになっていました。

この100年間の食の変化はすさまじく、もう江戸時代の頃の食生に戻ることはできませんが、何が違っているのかを知ることは健康へのヒントとなります。
なんでも手にはいる食の時代に、私達は何を食べずに、何を食べるのか、そしてどう生きるのか。
私達はアンチエイジングフードマイスターの育成や全国への講師活動の展開を視野に入れ、今後も活動してまいります。
ぜひ、日本アンチエイジングフード協会の今後の活動にご注目ください。

社)日本アンチエイジングフード協会 理事構成

  • 理事長:白澤卓二
    医学博士:御茶ノ水健康長寿クリニック院長
    白澤抗加齢研究所所長(元順天堂大学大学院 抗加齢研究室教授)
    千葉大学予防医学センター 客員教授 
  • 理事:杉野宏子 医学博士 青山エルクリニック院長
  • 事務局長 理事:青木淳子 ㈱フードアカデミー 代表取締役