2020.4.20 月曜日
【旬をいただく】春キャベツで、季節の変わり目の胃腸不調を乗り越えよう♪
とんかつに添えられたキャベツの千切り、ロールキャベツにコールスローと、キャベツは私たちの食卓の定番ともいえる野菜ではないでしょうか?
キャベツの歴史は古く、紀元前の古代ギリシャや古代ローマでは既に栽培されていたと考えられています。その当時は食事で食べると言うよりも胃腸薬的な役割だったようです。
かのピタゴラスは『元気と落ち着いた気分を保つ野菜』とも言っていたそう。
キャベツの栄養・効果を語る上で外せないのがビタミンUです。ビタミンUは、胃酸の分泌を抑えて胃腸の粘膜を健康に保ち、胃腸の粘膜を修復するため、たんぱく質の合成を活発にし傷ついた粘膜を治す働きなどがあります。
ビタミンUは、キャベツから発見されたため別名「キャベジン」とも呼ばれており、胃腸薬として有名な市販薬の「キャベジン」もこの成分の効果によって作られています。胃潰瘍や胃痛で悩む人が毎日3枚キャベツを食べたところ、数週間で改善・治癒した症例も多く報告されています。
また、ビタミンCも多く含まれているので、疲労回復効果や抗ストレス効果も期待が出来ます。
生でも、油で炒めても、栄養効果が期待出来るので、色々な調理方法で楽しんで下さい。
一個まるごと春キャベツをいただこう!
キャベツご飯とセサミチキン
材料
- 米・・・2合
- ピーナッツ・・・50g
- キャベツ・・・1/4個
- 塩・・・少々
- 水400cc
- 鶏もも肉・・・1枚
- 卵白・・・1個分
- 白炒りごま・・・40gくらい
- 油・・・大さじ1
作り方
- キャベツを2センチ幅位に切る。
- 炊飯器にといだ米、キャベツ、ピーナッツ、水を入れて炊く。
- 鶏肉の厚さを均等にする。
- 卵白と塩を合わせて混ぜておく、別のお皿に胡麻を入れておく。
- ③の鶏肉を④の卵白にくぐらせてから胡麻をまぶす。
- フライパンを中火にかけて油の半量を入れて⑤の鶏肉を焼く。
- まわりが白っぽくなってきたらひっくり返し、残りの油を足して全体がカリッとするまで焼く。
- 焼けたらご飯と一緒に盛りつける。
キャベツのポタージュ
材料
- キャベツ・・・1/4個
- 玉ねぎ・・・1個
- 油・・・小さじ1
- 水・・・300cc
- 牛乳・・・100cc
- 生クリーム・・・100cc
- 塩、こしょう・・・少々
作り方
- ①キャベツをざく切り、玉ねぎを薄切りにして鍋でよく炒める。
- ②①に水を加えてクタクタになるまで煮る。
- ③②をフードプロセッサーにかける。
- ④牛乳、生クリームを加えて温め塩、こしょうで味を整える。
キャベツの白ワイン煮
材料
- キャベツ・・・小1/2個
- レモン(ノーワックス)・・・1/3個
- 白ワイン・・・1カップ
- 塩・・・少々
- 砂糖・・・小さじ1
- ローリエ・・・1枚
作り方
- ①キャベツの芯の固い部分を少し切り落とし、縦横に4等分切る。
- ②鍋に白ワイン、水(1カップ)、ローリエを入れて強火にかけてワインが煮立ったら塩と砂糖を加えてキャベツをそっと入れる
蓋をして弱めの中火で20分ほど煮込む - ③キャベツに火が通ったら、レモンをスライスして加え2〜3分で火を止める
※ベーコンやソーセージを一緒に煮込んでも美味しいです。
いかがでしたか?
冬キャベツに比べて、ふんわり巻きがあまい分柔らかく、春の太陽のパワーをしっかり浴びた春キャベツ。
気温の変化の激しさで、自律神経は狂いがち。そんなとき一番起こりやすいのが、胃腸の不調です。胃腸の調子を整える栄養分満載の春キャベツ一個まるごとで食養生してみませんか?