2017.11.22 水曜日
免疫力アップの方法 その1 冬の感染症予防と通年花粉症を乗り切る!
身体は免疫でいっぱい!身体に備わっている免疫系を知っておきましょう。
急に寒くなってきてなんとなく体調がすぐれない、なんてことはありませんか?
冬のインフルエンザや春からの通年花粉症に悩まされているなら、そろそろしっかりと自分の免疫力アップ準備しておきたいところですね。
私達の免疫系はとても働きもので種類も豊富。身体のあらゆるところで働いてくれています。でも、免疫っていったいどこにあるの?と聞かれたら、すぐ答えられない人が多いかもしれません。
実は免疫は私達の身体のいたるところで免疫は働いてくれていて細菌やウィルスを24時間フル稼働で退治してくれています。
口や鼻では、唾液や口腔内細菌で。軌道粘膜では唾液や線毛運動で、肺では肺胞マクロファージ、胃では胃酸、腸管では腸内細菌、血液では白血球やリンパ球、皮膚でも角質層や不飽和脂肪酸が活躍してくれているんです。
実はウィルスや細菌は通年私達の周囲にありますが、とくにこれから12月~3月くらいにかけて気温が低く空気が乾燥してくると、特に空中にたまりやすくなります。
そこに乾燥などでのどや鼻の粘膜が弱くなってくると免疫が働かず体内に侵入・増殖することによって発熱や下痢、席などの症状が出てしまうのです。
免疫系を強化する栄養素と食物
免疫系を正常に保つには、まず食べものからタンパク質・ビタミンB・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・鉄などの栄養素をきちんと摂取できていることが大事です。
特に秋冬は野菜の不足をしやすい時期ですからタンパク質+野菜をイメージしたレシピを意識してみましょう。またビタミンcもみかんなどで取ることを考えれば、昔からある冬の鍋+みかんなどは栄養バランスのとれた免疫強化の食事と言えます。
免疫力アップ鍋の方程式!
豊富な野菜+2種類以上のタンパク質+α
鍋は美味しく温まる他、野菜を中心とした豊富な素材、タンパク質が同時に摂取できることから実は、免疫力アップに限らずあらゆる意味でアンチエイジングフードとも言えます。
免疫力アップ鍋の方程式として
豊富な野菜+2種類以上のタンパク質+α
と書きましたが、このαは工夫しだいで色々変化できます。
鍋は油分がほとんど含まれないので、αリノレン酸などのオイルを追加しても風味が増します。また発酵食品などの味噌など、味に変化をつけられますし美味しいものです。
ココナッツオイルなどはアジア風の鍋にもとてもよくあいます。ショウガ・葱などはあの独特の匂い成分、アリシンが高い抗酸化作用があるので、鍋には欠かせません。
また、すき焼きなどのお好きな方は糖分にはケアをする必要がありますが、ぜひ鉄鍋を使ってみてください。食事の雰囲気もアップしますし、食物栄養だけでなく調理器具から鉄も摂取できます。
ちょっと豆知識
風邪でもあがる、CRPって何だ?
血液検査でCRPという項目がありますがご存じでしたか?普段は見過ごしてしまうかもしれませんが、実はこれは炎症をを示す代表的な項目です。
炎症性の病症の発見にも関係するほか、動脈硬化とも関係が深いと言われています。生活習慣病や喫煙・肥満でも上昇します。現在では高感度CRPの測定が可能になり先端の予防医学では0.06未満が基準値と提唱されています。
次回は免疫力アップ2
ビタミンDについて掲載予定です。