2018.11.12 月曜日

シリーズ:【食と予防医療 読むだけ講座】 ~食を学んで病を寄せ付けないために~第15回「過剰な精製と濃縮」


Share on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page

心身ともに健康で若々しくあるために、まずは老化や病気の仕組みを知ることはとっても大切ですね。
「老化を遅らせ、病気から身を守る食べものと食べ方=アンチエイジングフード」について社)日本アンチエイジングフード協会のBASIC、ADOVANCEDのテキストの中から毎回テーマとトピック選んで、【食と予防医療 読むだけ講座】を連載で皆様にお届けしています。

第15回「過剰な精製と濃縮」

突然ですがここで問題です。

Q:精製食品の特徴として該当しないものは?
A:加工食品に多く使われる B:ミネラルなどが取り除かれている C:カロリーが低い

答えはC:カロリーが低いです。一般に精製がされている食品は糖質の食品を中心にカロリーが高い傾向にあります。そして管理保存のしやすさから加工食品の多くの材料となっています。しかしここで大きな問題はカロリーが高い、ということよりもネラルなどの栄養価が取り除かれてしまっていることかもしれません。未精製の食品は微量ながら他の栄養素や食物繊維がはいっているので健康保持のバランスをとる役目を担いますが、精製食品ばかりを摂取していると単純化した栄養、カロリーしかとれなくなってしまいます。

白砂糖や小麦粉、油、塩など
ミネラルなどを取り除いた精製食品の理由とは?

aafm_img_003
近代以降、食品の加工技術が急速に上がり、精製品が大量に出回るようになりました。白米や白小麦粉、白砂糖、また精製塩や食用油も精製された高純度のものです。もともと糖質は人間の体にとって必要なエネルギー源であるために、これらを多く含む食品は食欲を刺激します。精製されて純度が高まれば、ますます魅力的な食べものになることは間違いありません。

しかし、第6回でも紹介したように、純度の高い糖質は消化されやすく、一気に高血糖の状態になるために、糖質依存・糖質中毒の状態を引き起こし、どんなに食べてもまた食べたくなる状況に陥ります。食品会社が大量の精製食品を原材料とする理由の1つはまさにそこにあります。そして、糖質に加え、食用油も高純度に精製された食品の代表格。いずれも繊維質やビタミン・ミネラルなど、もともと含んでいたはずの栄養素がすべて取り除かれています。つまり、カロリーばかりが高く、栄養素がかなり失われた状態の食品なのです。

また、精製塩はマグネシウムなどの他のミネラル分が取り除かれた高純度の塩化ナトリウムです。天然塩に比べ、塩化ナトリウムだけを摂取しがちになり、いわゆる「塩分の摂り過ぎ」を引き起こします。また、加工品に多く使われており、取り除かれた旨味を補うためにグルタミン酸を使用するため、複雑な味わいのない、添加物を多く含む食品になるというわけです。
精製によって味覚についてもコントロールしやすい循環にはまってしまいがち。
少し意識して未精製の食品で料理するように心がけてみましょう。


さらに学びたい方、アンチエイジングフードマイスターの講座で学びませんか?

アンチエイジングフードマイスターの講座では系統だった「食と予防医療」の知識を「食と予防医療」の専門家:白澤卓二医師の解説とテキストで学ぶことができます。

特典

アンチエイジングフードマイスター講座を申込むと、受講ページ内にて理事長白澤卓二他専門家によるアーカイブセミナー動画「食と予防医療」の全シリーズ(136,080円相当)を無料で視聴できます。
一般の方用「食と予防医療」動画は1テーマずつからでも購入できます。
購入はこちらから

最新知識と医療の知識を得る。一歩進んだ《食の資格》を取得できます

「食と予防医療」を学ぶ、これからの時代の先を見据えた食の資格【アンチエイジングフードマイスター】。
社)日本アンチエイジングフード協会では全国どこでもネットがつながる環境ならどこでも「食と予防医療」のことについて白澤卓二医師から学べる食の資格講座を開講しています。
また資格取得後も最新情報をアップデートできるリアルなセミナー、AAFMゼミナールも開講しています。
詳しくは下記、紫のバナー「アンチエイジングフードマイスター 認定資格講座について」もご覧ください。

Share on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page