2018.10.8 月曜日

シリーズ:【食と予防医療 読むだけ講座】 ~食を学んで病を寄せ付けないために~
第11回「過剰な品種改良」


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心身ともに健康で若々しくあるために、まずは老化や病気の仕組みを知ることはとっても大切ですね。
「老化を遅らせ、病気から身を守る食べものと食べ方=アンチエイジングフード」について社)日本アンチエイジングフード協会のBASIC、ADVANCEDのテキストの中から毎回テーマを選んで、【食と予防医療 読むだけ講座】を連載で皆様にお届けしています。

第11回「過剰な品種改良」

突然ですがここで問題です。

Q:現代の小麦の問題として該当しないものはどれでしょうか?
A:セリアック病 B:高脂質 C:ソフトドラッグ化

答えはB:高脂質でした。そうするとA:セリアック病とC:ソフトドラッグ化は小麦の問題として該当するということになります。
皆さんも今、世界中で作られている小麦は昔のままの品種でないことはおおよそイメージがつくと思います。品種改良のおかげで病気も少なく収穫高があがり安定した穀物の供給が満たされることになったからです。
ただ一方で品種改良によって私達の健康を脅かす問題も社会問題化してきているのです。

過剰な品種改良
地球上で最も消費されている穀物「小麦」
度重なる品種改良によって新たに生じている問題とは?

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パンや麺類など、様々な食材の原料として大量に消費されている「小麦」。長きにわたって人類の重要な食べ物となってきましたが、ここ50年の度重なる品種改良が行われてきたことで、劇的な変化を遂げています。もとは病原菌や乾燥などへの耐性を高め、収量を上げるために交配、異種交配が行われてきましたが、近年では遺伝子操作まで含めた品種改良が進んでいます。食味を良くするだけでなく、収穫する時に刈り込みやすいよう矮小化された結果、収量は1世紀前の10倍になったともいわれています。

しかし、劇的な品種改良で自然界では生き残れなくなり、大量の農薬や化学肥料に頼る必要があるなど、数々の問題も生じています。特に栄養成分に関しては劇的に変化しており、ある交配実験では親品種にない14種類ものグルテンが存在することが明らかになり、1世紀前の品種よりもセリアック病(自己免疫疾患の1つ)に関係するグルテン(グリアジン・グルテニン)の遺伝子量が多いことも判明しました。

グルテンフリーという食品はここ最近多くみかけるようになりました。欧米人にはもともとある一定の割合でこのセリアック病の方がいましたが、日本においても食生活の変化、特に小麦製品の摂取により発症の報告があります。

また、グルテンが分解されてできる小麦ポリペプチド(エクソルフィン)は、血液と脳を隔てる血液脳関門を通過する特殊な性質を持っており、脳に侵入してオピオイド受容体と結びつくと高い多幸感が得られます。これはアヘンと似た構造であり、不足すると不快な禁断症状が表れます。また品種改良された小麦には炭水化物が多く、75%が急激に血糖値を上げやすいアミロペクチンであることから、糖質中毒のリスクも高いというわけです。
ソフトドラッグ化されているのはこの禁断症状のことをいうのです。

そば粉や米粉を使ったパンも最近多くみかけるようになりました。まったく小麦製品をとらないのも今までの食生活を考えると寂しいという方も多いでしょう。そんな時に少しお試しになってみてはいかがでしょうか?


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