2018.8.27 月曜日

シリーズ:【食と予防医療 読むだけ講座】 ~食を学んで病を寄せ付けないために~第5回「腸の健康」


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心身ともに健康で若々しくあるために、まずは老化や病気の仕組みを知ることはとっても大切ですね。
「老化を遅らせ、病気から身を守る食べものと食べ方=アンチエイジングフード」について社)日本アンチエイジングフード協会のBASIC、ADVANCEDのテキストの中から毎回テーマを選んで、【食と予防医療 読むだけ講座】を連載で皆様にお届けしています。

第5回「腸の健康」

いきなりですが質問です。

Q:腸内環境を整えるために効果的と考えられていることは?
A:食物繊維を摂らない B:セロトニンを摂取する C:発酵食品を摂る

答えはC:発酵食品を摂る、です。B:セロトニンを摂取する、も正解のように思えますが、セロトニンは、体内にアミノ酸の一種であるトリプトファンという栄養素を取り入れることで合成される物質です。
腸に約90%、血液中に約5%、脳に約5%あるといわれています。腸内環境を整えるためには発酵食品やセラトニンを作り出すための必須アミノ酸でもあるトリプトファンを摂ることが重要です。また食物繊維は腸内細菌の大好物、食事で積極的に摂取しましょう。

腸の健康を意識した食生活が
体全体のアンチエイジングに効果的!

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アンチエイジングフードマイスターの講座では、脳や血管、内臓や骨など、各パーツを意識した食事提案もしています。その中で、最も重視しているのが「腸」の健康です。腸は消化吸収を司るだけでなく、免疫力や解毒など様々な役割を担うことがわかっており、何か問題があると全身に影響が及ぶと考えられています。

まず適切な消化吸収を行なうためには、しっかりと食べ物が消化されることや、消化物の適度な通過スピードなどが大切です。そこで、よく噛むことや、繊維質を多く摂るなどの食べる工夫が必要となります。

さらに、体に摂り入れてよいかを識別して判断する免疫防御機能や、ハッピーホルモンと呼ばれるセロトニンの前駆物質の合成などを含め、腸の活動を活性化に大きく関与しているのが「腸内細菌」です。一般に「善玉菌」「悪玉菌」そして一見影響がないようにみえる「日和見菌」と呼ばれていますが、それぞれの働きがすべて解明されているわけではなく、人ごとに在住する種類や比率が異なります。しかし、健康で長寿な人ほど善玉菌が多いことが明らかになっており、そのバランスが重要と考えられています。

なお、バランスを整えるためには、乳酸飲料を飲むなど、善玉菌を直接送り込む方法がありますが、腸まで届きにくく定着しにくい傾向にあります。そこで、善玉菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維を積極的に摂ること、菌体成分や菌による生成物を与えることで腸内細菌が活性化する環境を整えることなど、複合的な方法が効果的と考えられています。

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