2017.9.11 月曜日

マイスターライフ。 認知症が少しでも減って、快適なシニアライフを多くの人に迎えて欲しい。 畑もサプリ開発もこなす、多彩なアクティブ・ライフ。滝田実千代さん【その1】


Share on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page

日本デトックス株式会社社長として、多くのミドル~シニアエイジの方々の悩みを直接受け止めてきた4年。恩師との突然の別れという苦難もあったが今年ですが、その遺志を受け継ぎ、認知症対策の商品開発や勉強会などにも取り組んでいらっしゃいます。
その一方、昔の食と暮らしこそ日本人を癒すという考え方を持ち、畑を借りて野菜作り、山菜採り、キノコ狩りなどにも出かけるまさにバランス力とパワフルな女性。
そんな彼女のアクティブで多彩な一面を2回にわたってご紹介します。

image1

日常のお仕事の内容は何ですか?

私の仕事は、シニア世代の方々の個別ニーズに対応した、「脳機能・腸内環境」をターゲットにしたアンチエイジングサポートです。具体的には、個別のヘルスコンサルティングを行ったうえで、必要に応じて医療機関(ドクター)の紹介、アンチエイジング検査をはじめとしたメディカルコーディネイトやカウンセリングサポート、商品の紹介・販売、情報提供等を行っています。

昨年には神経分野で著名な大学研究者と共同で脳活性を目的にしたサプリメントを開発し販売することができました。
image2

継続的なヘルスサポートとして、アンチエイジングライフや認知症予防のために最新の情報をセミナーやニューズレターを通じて提供しています。
また、地域資源を活用した「リトリート事業」(薬に頼らない人間らしさを取り戻していく「養生」の取り組み)を推進するために食の効果を組み合わせたプログラムの展開や、地元の産品のアンチエイジング効果を算出した商品開発も行っています。(地域資源を活用した予防医療への取り組みは後編で詳細をお届けします。)

アンチエイジングフードマイスターになったきっかけを教えてください。

今の現代人の食の傾向を見てみると、テレビで良いと言われるものに飛びつき、話題になった食材がブームになると、それにはまるという、偏った食習慣を作っています。また、それにプラスして、仕事を持っている主婦や、在宅介護者であれば、時短で簡単に食べられる便利な加工品やお惣菜に頼ってしまうのが実情です。

私は、家族に病気が見つかったことがきっかけで、初めて栄養分析検査を知りました。
では、自分自身はどうなのだろうと、栄養分析検査、遅発型(潜在性)フードアレルギー検査、腸内フローラ検査などのアンチエイジングプログラム検査を受けたのですが、その結果を見て衝撃を受けました。意識して食材を選び、気を付けているので万全を期待していたのに、栄養状態は悪く、良いと思って食べていたものに遅延型のアレルギー反応が出ており、また、美味しいからと一度に沢山食べた食材にも反応が出ていました。

食の履歴が今の自分を作る。ヘルスコンサルティングを正しく行いたい。

image3

結果を見ると、食の傾向だけではなく、食の履歴、何を食べて身体を作って来たのかが一目瞭然で、こうも日々の食習慣が数値化されると言い訳が出来なくなりました。また、栄養を摂っていても腸の環境が悪いと、せっかくの栄養が入って来なくなることもわかりました。
日々の食習慣が、将来の自分の人生を作り、思いもよらない病気や不調を作り出す原因になるなら、
しっかりと、「食と予防医療」の知識を身に付け、個別のヘルスコンサルティングが正しく行えるようになりたい。また、アンチエイジング医療との連携が行えるようにと、アンチエイジングフードマイスターを目指すことを決めました。
いざマースターになってみると、栄養学的な知識の他にも、里山由来の食や地域からの健康情報発信などいわゆる【普通の暮らし】を整えることで、健康や幸せ感を伝えられるのではないかと思っているところです。

滝田さんが中心になって企画した「南信リトリートプログラム」は大人気

滝田さんが中心になって企画した「南信リトリートプログラム」は大人気

食だけではなく、サプリメントへの展開の大事な点はどんなところでしょうか?

その中で認知症を選んでいくことになったきっかけは?。

暮らし方の多様化で、健康のための方法はさらに様々なニーズに対応しなければならないと思ったからです。
本当は、日々の食事でしっかりと栄養を摂ることは何よりも大切なことなのですが、現代の食生活では、加工食品の台頭により炭水化物と糖質を摂取するのは簡単でも、食事から必要な量のビタミン、ミネラルなどは十分ではありません。サプリメントは、不足している栄養素を補うことができます。

認知症の患者数は25年には700万人を突破し、65歳以上の5人に1人が罹患すると推計されています。
数もますます増えていくことが予想される中、有効とされるサプリメント(機能性成分)を提供していくことは私にとって自然な選択でした。
実際、認知症を防ぐという食材であっても有効とされる量を実際に摂り、効果を期待する量を摂りつづけることは実際には難しいですから。
認知症の患者や介護家族には、体調や症状、生活スタイル、また介護者の負担軽減を考えるとサプリメントも補助的には必要ですよとお話ししていることが多いですね。

またアンチエイジングフードマイスターとして今後どのような活動をお考えでしょうか?

毎日の業務やメール相談を受けていると、50歳以上の方の相談を受けることがあります。

  • 50歳を超えたあたりから、今まで当たり前のように出来ていたことが出来ない
  • 多少無理をしても、平気だったのに、回復しない。
  • 夜眠れなくなるので薬が手放せなくなった。
  • 便秘になる。頻尿になる。尿が漏れるようになった。尿意がわからなくなる。
  • 歯茎がやせてきた。ものが噛めなくなった。食べるときにむせる、ものが呑み込みにくくなった。
  • 膝に痛みが生じて膝が曲げられなくなり、

マイスターとして予防医学の基礎的なことがわかっていれば、こうした症状にも落ち着いて対応できるのではと思うことがありますが、なかなか「知識」と学習の大切さをお伝えすることが難しいと感じています。
また、認知症に関しての悩みは切実で、認知症にはなりたくないと思っていても、どう予防したらいいのかわからない?自分は、すでに認知症になっているのではないか?という不安、家族が認知症になってしまった方の動揺をフォローしてあげたいですね。
こういった不安や動揺には情報だけでは足りないのではないかと最近気が付き始めたことがあるのです。

認知症予防ケアと最近気が付き始めたこととは?
続きは次回にご紹介します。

(続く)

滝田実千代
日本デトックス株式会社
https://detox-japan.jp/
社)日本アンチエイジングフード協会 リーダーマイスター

 

最新知識と医療の知識を得る。一歩進んだ《食の資格》を取得できます

「食と予防医療」を学ぶ、これからの時代の先を見据えた食の資格【アンチエイジングフードマイスター】。
社)日本アンチエイジングフード協会では全国どこでもネットがつながる環境ならどこでも「食と予防医療」のことについて白澤卓二医師から学べる食の資格講座を開講しています。
また資格取得後も最新情報をアップデートできるリアルなセミナー、AAFMゼミナールも開講しています。
詳しくは下記、紫のバナー「アンチエイジングフードマイスター 認定資格講座について」もご覧ください。

Share on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0Email this to someonePrint this page