2020.2.25 火曜日
認知症 アルツハイマー予防の食事術 その8 腸内環境を整える食品をとる
アルツハイマー予防の食事の続きです。
今回は「腸内環境を整える食品をとる」です。
脳と直結する腸内環境のことは広く知られるようになってきました。実は高齢者の方々ほど腸内において炎症をおこしていることも少なくなく、こうなるとアルツハイマーのリスクが高まってしまいます。
少し前からアメリカでは「腸管漏出症候群(リーキーガット)」という症状が注目され始めています。社)日本アンチエイジングフード協会のゼミナールでも何回かとりあげられている「腸管漏出症候群(リーキーガット)」ですが、これは腸の粘膜が炎症をおこして、病原菌や有害金属、消化されていない栄養素などが血液中に採りこまれやすくなっている症状のことをいいます。
高齢者にはあまり肥満の方がいませんし、痩せの方が多くいます。これは加齢とともに腸に炎症がおこり栄養を取りこまれておらず、消化・吸収がうまくできなくなっているからでしょう。
腸内の悪玉菌が増えると毒素も増え、免疫力の低下にもつながりますから腸内環境を整えておくということは健康長寿のためにも重要です。
腸内環境を健康に維持するためには
腸内の善玉菌を増やすこと、
腸粘膜の回復をしておくこと、
の2つの考え方が重要です。
腸内の善玉菌を増やす食品としては、納豆などの発酵食品です。
微生物が食品を分解しているので消化もしやすく腸への負担が少ないの利点ですし毎日でも食べていただきたい食品のひとつです。
また和食は発酵調味料の宝庫です。味噌、醤油、みりん、塩麹、酢などは全て発酵食品。
添加物などの入らない熟成期間がきちんとある発酵調味料を選ぶことが重要です。
また味噌などは比較的簡単に家庭でも作れますので、手作り味噌を家族のイベントにしても食教育になります。
他にも
- 納豆
- 発酵調味料
- 味噌
- 醤油
- 醤
- 麹系調味料
- 乳酸菌漬物
- ボーンブロス
- 玉ねぎ・長ねぎ
- キクイモ
- さつまいもなど
などもありますが、詳しくは
参考書籍:「アルツハイマー革命 ぼけた脳がよみがえる」の書籍をご覧ください。