2019.9.27 金曜日

日本海を見下ろす棚田と自然栽培農園「NICE FARM」 【塩と発酵を巡る旅ルポ】その7


高野さんのお寺妙法寺さんを後にし、昼食はこれから向かうNICE FARMさんが運営するビーガン料理のレストラン「たねのわ」に向かいます。

お腹もすいてきました。

ごはんは自然栽培で育て、天日干しして精米した、幻のコメ『ササシグレ』。お味噌も大豆から手作りだそう。自然栽培の味わい深い野菜はもちろん、調味料にまでこだわった料理がいただけました。

味も素朴で野菜だけなので胃もたれもせず暑さにやられ始めていた私達をホッとさせてくれるお味。昼食休憩の後、バスで農園に向かいます。

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バスから降りた私達を迎えてくれたのは遠くに見えた日本海。
ここは棚田100選にも選ばれた長坂棚田、その場所でもあるのです。

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なんて開放的で素敵な場所なのでしょう。

耕す人のため神様が与えてくれたような楽園のような場所です。
『木村秋則実践塾』の1期生でもある廣 和仁さんが代表のNICE FARMさんがこちらを譲り受けることになりました。
実際こんな素敵な場所でも実は耕作放棄地になってしまったとのこと、農業後継者不足の問題はこんな美しい場所にもあったのですね。

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農園について語る代表の廣 和仁さん。

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薬、肥料、除草剤を使用せず、種は固定種・在来種にこだわり、自家採取にも取り組んでいます。一方で出荷と調整のためにあえてF1種も栽培も始めたそうです。

廣さんは生えている雑草たちをみればその土地の性質がだいたいわかる、とのこと。
廣さん流ともいえる枝豆やハーブの混生は、私達素人の栽培とは格段に違うプロの美しさがありました。

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自然栽培のオクラを試食させていただきました。香り高く、柔らかいオクラです。
今回見学させていただいた仲間からは質問がやつぎばやに。
農業をやりたいとのことで相談された方から、
まずは自然栽培の野菜を食卓で満たしたいとのことで、野菜を注文された方、
今農業をしているけれど窒素過多系の土地はどうしたら良いのか、、という質問まで。
頼りの廣さん、丁寧にお答えくださいました。ありがとうございます。

協会のスローガンには、「食と予防医療」の知識とともに健康な食への実践、どんな小さな形でも良いから自分で作物を作ってみよう、があります。
今回のナイスファームさん見学で参加者一人一人にさらにその動機づけが鮮明になった貴重な機会でありました。
最後に日本海をバックに記念撮影をしました。

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ナイスファームさんのお野菜の注文などはこちらから
https://nicefarm.jimdo.com/